偽アルドステロン症の初期症状と甘草の量について

偽アルドステロン症にかかわらず、医薬品には必ず
効果の裏には副作用が隠れています。

それだけ体に大きな作用が起こるということです。

病気につらい症状を和らげるということは、
体の過剰な防衛反応を抑えるということですので、
体の働きが崩れるわけです。

そんな中の一つが「偽アルドステロン症」です。

まずは、偽アルドステロン症というのはどういう
状態のことなのかを紹介します。

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偽アルドステロン症の初期症状には

「手足のだるさ」、「しびれ」、「つっぱり感」、
「こわばり」がみられ、これらに加えて、
「力が抜ける感じ」、「こむら返り」、「筋肉痛」

などの症状が出てきます。

これは、ナトリウムや水分が蓄積され、
代わりにカリウムが体外に排出されるため、
筋肉の動きが悪くなるからです。

偽アルドステロン症の症状が進行すると

症状が進むと、まれに「意識がなくなる」、
「体を動かすと息苦しくなる」、「歩いたり
立ったりできなくなる」、「赤褐色の尿が出る」、
「尿がたくさん出たり、出にくくなったりする」、
「糖尿病が悪くなる」こともあります。

偽アルドステロン症と甘草の摂取量

甘草1g中にはグリチルリチンが約40mg含まれていると
言われているが、1日の上限値はグリチルリチンとして
300mg(甘草として7.5g)です。

漢方薬に含まれている甘草はほとんどが
3g以下なので大丈夫なのですが、
芍薬甘草湯という漢方薬では1日量に6g含まれており、
人によりグリチルリチン酸の感受性も異なるので
注意が必要です。

他の薬だけでなく、甘味料など食品にも
含まれていますので、あわせて注意が
必要です。

偽アルドステロン症による体重増加と
いうこともありますが、体に水分を
溜めこみやすいので、むくみが出て、
その分体重も増加するようです。

偽アルドステロン症とは?

アルドステロンというのは、副腎から分泌される
ホルモンです。

体内に塩分(Na)と水をためこみ、カリウムの
排泄をうながして血圧を上昇させます。

このホルモンが過剰に分泌されると、
高血圧、むくみ、カリウム喪失などを
引き起こしますが、その状態のことを
「アルドステロン症」といいます。

そして「偽アルドステロン症」は、この血中の
アルドステロンが増えていないのにもかかわらず、
「アルドステロン症」の症状を引き起こす
病態のことをいいます。

主な症状として、「手足の力が抜けたり
弱くなったりする」、「血圧が上がる」など
が知られています。


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