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湿布 効果 時間とかぶれについて

湿布 効果 時間とかぶれについて詳しくみていきたいと思います。

湿布というと、肩こり、腰痛、捻挫、打撲など、痛いところに
貼ると楽になるというイメージがあると思います。

湿布は、症状と部位によって貼り方、貼る種類を変えると効果的
です。

そんな湿布の効果的な使い方について詳しくみていきましょう。

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湿布 効果について

湿布の効果については、大きく分けると、筋肉の痛みと関節の痛み、
その他と分けられます。

症状的には、筋肉痛、肩こり、腰痛、ひざの痛み、五十肩、打撲。
ねんざの痛み・腫れに効果が期待できます。

筋肉や関節での炎症が直接の原因で、その原因によって痛みが発生
しますが、その痛みを伝達する物質「プロスタグランジン」をおさえる
成分や知覚神経を一時的に麻痺させる成分で痛みを改善します。

血行不良も原因になりますので、血行不良を改善するためにビタミンE
などの血行改善成分が入っているものもあります。

あとは、局所刺激成分で知覚麻痺作用で痛みを鎮めるような成分もあります。

第1世代と第2世代

第1世代はサリチル酸メチルやサリチル酸グリコールといった
「サリチル酸系」です。

皮膚に対する刺激で、知覚神経を一時的に麻痺したり、血行促進
させて炎症を抑えます。

プロスタグランジンの産生も抑制しますので、抗炎症作用も
あります。

第2世代は、インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナクNa
などの非ステロイド性抗炎症成分(NSAIDs)で、炎症を強く抑えます。

大きくは、筋肉系はサリチル酸系、関節系はNSAIDsを利用すると
いいでしょう。

湿布薬の剤形について

湿布薬は貼付剤といわれ、テープ剤、パップ剤、湿布剤にわかれます。

テープ剤は、プラスチック製の薄いフィルムで、伸縮性が高く、
はがれにくいのが特徴で、関節部分など可動部にいいです。

パップ剤は、布や不織布でできていて、水分をある程度含んでいるので、
テープ剤よりは刺激がやさしいです。

伸縮性があまりないので、あまり動かさないところに使ったり、
可動部を固定するときにも使います。

湿布剤は、布や不織布でできていて、水分が50%以上含まれているので、
気化熱による冷却効果が期待できます。

打撲、捻挫など患部が熱を持っているときに効果的です。

湿布薬のかぶれについて

テープ剤は、有効成分が高濃度で皮膚に接しますので、肌の弱い
人はかぶれることがあります。

長時間貼ったままにしておくのも、肌の弱い方にはとくにかぶれる
原因になります。

1回3~4時間くらいにとどめて、少し肌を休ませましょう。

膝のうら、肘の内側など肌の弱いところに貼るのも避けた方が
よいです。

慢性的な痛みの症状は、湿布薬だけでなく、根本治療も必要です。

ごまかさないで、しっかりと治していきましょう。

kenkou: