歯の痛みは、耐え難いものです。
痛みがあるときには、なんとか早く痛みを止めたいものです。
そんなときどうしたらいいのでしょうか?
痛みの原因と対処法についてみていきましょう。
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歯の痛みの原因について
歯の痛みを生じている部分には、象牙質(ぞうげしつ)、
歯髄(しずい)、歯根膜(しこんまく)、歯肉(しにく)、
歯槽粘膜(しそうねんまく)などがあります。
原因は、虫歯と歯周病が主です。
歯髄中の神経が知覚過敏になって、そこにいろんな刺激があると
痛みを感じます。
虫歯による象牙質の齲蝕(うしょく)が多いですが、詰め物が合わなかったり、
歯が削れたり、割れたり、エナメル質が溶けたり、歯肉が下がったりと
さまざまな原因で象牙質の痛みが出てきます。
歯の痛み止め薬(ロキソニン、イブ、カロナール)
虫歯の場合は治療が必要ですし、歯根が出てきた場合にはそこを刺激しないように
コーティングしたりすることで痛みを除くことができます。
歯の痛みを止める薬は、痛み伝達物質のプロスタグランジンを
抑える薬になります。
一般的な解熱鎮痛薬で、ロキソニン、イブプロフェン、アセトアミノフェン、
アスピリンといったところです。
ロキソニンSやイブ、バファリン、タイレノールAですね。
今治水も効果的です。
歯の痛みのツボについて
歯の痛みには、ツボ刺激も有効です。
巨りょう:頬骨の最も高いところの直下
地倉(ちそう):口角にところ
翳風(えいふう):耳たぶの後ろ、耳たぶの付け根にあるくぼみ
合谷(ごうこく):手の甲側の親指と人差し指の間にある骨の付け根部分
四白(しはく):眼球の下、指1本分のところにあるくぼみ
下関(げかん):耳の付け根から頬骨に沿って指3本分辺りにある骨のくぼみ
頬車(きょうしゃ):耳の付け根、耳たぶの下からエラに向けた線上の真ん中にあるくぼみ
大迎(だいげい):下あごのエラからあご先に向けて指1本分内側にあるくぼみ
虫歯以外が原因で歯が痛むことも
虫歯でない歯痛の原因がたくさんあります。
・根尖性歯周炎
・歯の破折
・歯茎の急性炎症による痛み
・噛み合わせの負担による痛み
・歯に物がはさまって起こる痛み
・歯が生えるのに伴う痛み
なんかがあります。
歯茎の炎症、組織の圧迫、物理的な刺激なんかです。
温度の急な変化でも痛みが生じます。
歯以外の原因で痛むこともあります。
副鼻腔炎、物を咬むための咬筋(こうきん)の痛み、神経痛、
偏頭痛、心臓疾患、精神疾患などが原因で歯が痛みことも
あります。